バイトの採用の電話が来た。
私は晴れてカフェでアルバイトをすることになった。
制服がとっても可愛くて、先生にその話をしたら、
「俺以外にみせてほしくない…」
って苦しそうにつぶやくから、
「先生、妬いてるの?」
って訊いた。
眼鏡の奥が真っ赤になってて、それがなんだか可愛くて。
意地悪したくなっちゃったんだ。
「もしかしたら、かっこいいお客さんに声掛けられたら私、揺らいじゃうかも」
って言ったら、
「俺、舞なしじゃ生きてけない…」
って真剣に言うんだもん。
思わず吹き出しちゃった。
「よし、じゃ俺が毎週バイト先まで行って悪い男に引っかからないように見張ってるから」
って言う始末。
でもまさかそれが本気だったなんて思ってなかったんだ。
「いらっしゃいませ」
私の目の前には私服姿の先生。
カウンター越しに会うのは今日で2回目。
先生はいつものカフェモカを注文して、テーブルにつく。
鞄から書類を取り出して、仕事をする。
私のバイトは土日だけ。
他の日は予備校があるので、シフトを入れなかった。
先生は、変な男がつかないように、って土日は必ず私のバイト先に来て、仕事をする。
私は晴れてカフェでアルバイトをすることになった。
制服がとっても可愛くて、先生にその話をしたら、
「俺以外にみせてほしくない…」
って苦しそうにつぶやくから、
「先生、妬いてるの?」
って訊いた。
眼鏡の奥が真っ赤になってて、それがなんだか可愛くて。
意地悪したくなっちゃったんだ。
「もしかしたら、かっこいいお客さんに声掛けられたら私、揺らいじゃうかも」
って言ったら、
「俺、舞なしじゃ生きてけない…」
って真剣に言うんだもん。
思わず吹き出しちゃった。
「よし、じゃ俺が毎週バイト先まで行って悪い男に引っかからないように見張ってるから」
って言う始末。
でもまさかそれが本気だったなんて思ってなかったんだ。
「いらっしゃいませ」
私の目の前には私服姿の先生。
カウンター越しに会うのは今日で2回目。
先生はいつものカフェモカを注文して、テーブルにつく。
鞄から書類を取り出して、仕事をする。
私のバイトは土日だけ。
他の日は予備校があるので、シフトを入れなかった。
先生は、変な男がつかないように、って土日は必ず私のバイト先に来て、仕事をする。