学校に着くと、下駄箱から紙が出ていた。



何の紙だろう?


下駄箱を開くと、紙が出てくる。


嫌な予感しかしなかった。



ウザイんだよ、ブス女!!!!



やっぱり。


きっと昨日の先輩だろう。


まぁ、こうなるよね。


予想はしていたが、結構ショックだった。


「おはよ、菜」


「は、は、はい!おはようございます!」



びっくりしたぁ。凛ちゃんかぁ。


「ちょっと、どうしたの菜。そんなに焦った顔して。」


「な、何でもないよー」


「あっそう。それならいいけど。」



ふぅ。危うくバレる所だった。
凛ちゃんは、この紙を見たらきっと、私のことを心配してくれる。


けど、周りの人を巻き込むわけにはいかないからね。


「けど、言いたいことがあるんだったらちゃんといいなよ?相談ならいつでも受け付けるから。」


あぁ、凛ちゃん、優しい~
でも、今回は頼ってられないよね。


心細いけど、これは1人で解決しよう。
私と先輩の問題だしね。


と、心に言い聞かせながら、紙を丸めた。