月の光、太陽の影

授業のはじまりのチャイムが鳴る


そそくさと慌しい教室


ギリギリになって望月くんが隣に座る


なんとなく気まづくて、黒板だけを見ていた。


でも気になってしまって隣をみる。


小さい鼻を親指でかく仕草、長いまつげ、シュッとした輪郭


重ねてしまう私。