「望月くん、南風のこと好きなんだってさ。知ってるつーの」


今日、家まで送ってもらったとき言われた

華奢だけど力はあって、なんだか望月くんの背中は安心できた



「俺さ、南風に良い格好みせたいんだよね」

「望月くんは今のまんまでも十分かっこいいよ?」

「ありがと。でもさ、南風は俺を見てない」