恋しても 될까요?








「ここだよ。」










店に着いた私たち。この店は珍しく深夜まで営業している。残業終わりの社会人とか帰りが遅い人が休める場所が作りたくてって店長が話してくれた。














気づけば私もその休む人になっていた。落ち着くんだ、ここの。













銀斗を連れてドアを開ける。









「こんばんわー」











「いらっしゃいませ、あ、リョクちゃんじゃない、今日も帰りなの?」









「うん!すぐ来たくなっちゃうから!」











「ほんと甘え上手ね、あら、そちらの子は?」











「私に着いてきたクソだよ!!ね!銀斗!」











そう言った瞬間ギロリと睨まれたのは多分見てない見てない
















「こんばんわ。銀斗です。」












「いらっしゃいませ!イケメンじゃない!彼氏?」














「んなわけっっ!!!!!!こんなやつ彼氏なんてウケるよ!」












「、おい」











「すいません」












横からすごい威圧感じる潰されそう











でも怒ってるんじゃなくて拗ねてる?っていうか悲しそう?なんで?どうして?











「まあまあこれくらいにして、今日もいつものでいいわね、銀斗くんも同じのかしら?」












「それでお願いします。」