妃だったのです。


妃は、全てを話しました。

王様が、姫の命をねらっていること

この森の奥に、妃の故郷があること

小人が住んでいること

その小人には、悪い小人もいること

妃は、1つ1つ丁寧に話しました

姫は、泣きました


姫は、一つだけ理解できなかったことがあったのです

当然でしょう

自分の父親が、我が子を殺める


だなんて


あってはならないこと


妃は、小人の家に姫を連れて行って
小人たちに言いました

「姫は、私の大切な娘です。
絶対に、悪い小人に知られないようにしなさい。」

小人たちは、わかったとうなずきました