その頃姫は、暗い森の中をゆっくり
静かに進んでいました。

月の光が、木々の間から差し込んでくる。

虫の音

フクロウの鳴き声

静かに吹く風

そして、何かが出てきそうな暗い森

姫は、不安と安心の混じり合った気持ちでいました。