妃は、ソファーに座りため息を吐きました。ふと、ソファーに置いてあった本を手に取りました。

『これは、姫にあげた本……』

妃の目から、涙が溢れました。
醜くなった自分の姿、姫への愛情で涙が溢れ出たのです。

『ごめんなさい……守れなくて……ごめんなさい……』

一晩中泣き続けました。
翌朝、妃は小人たちの所へ行き姫を棺に入れようとしました。

すると、雲の間から光が差し込みそこから1人の天使が降りてきました。

『えっ……』