『貴方は、王、天界に相応しくない……』

妃は、肩に置いた手を首へと移動させた。
王様は、ピクッと動いた。

『地獄が相応しい』

妃は、枝をおるかのように首を折った。

『次は、トウ……』

窓から森へと飛んでいった。




その頃、森の小さな小屋でトウは本を読んでいました。それは、姫が読んだいた本でした。トウは、本を閉じてソファーに投げました。

『こんな、面白くないもの読んでられっか!あー、お腹すいた~……何かないかな~…』

『美味しいものならここにありますよ。』

トウの口の中に何かが突っ込まれました。

『んんんんんんー!ああああああ!』

突っ込まれましたのは、王様の足でした。

『どうです?同類者同士の味は……?』

妃は、悪魔のように微笑みました。