数日間、トウは毒リンゴを作り続けました。

とうとう作り上げたのです

毒リンゴを


その頃、姫は、小人たちが外に出かけている家で静かに本を読んでいました。

    トン…トン…トン…

ドアをノック音が聞こえました

姫は、ドアを開けました

すると、目の前には小人がいました。

もちろん、

 悪い小人とは、知りません

トウは、毒リンゴを差し出して言いました。

「お姫様…僕の育てたリンゴを食べてください、甘いリンゴですよ!」

そのリンゴは、毒リンゴなのに
色鮮やかな赤でした

姫は、迷いましたが、トウの顔を見ると小人と安心したのか

その毒リンゴを手に取ってしまいました。

妃の話に出てきたあの──…

     
        悪
        い 
        小 
        人
        を
        │ 
        │


姫は、忘れていた

話を…

平和すぎて