「ありりんです!」 「ちょ、ちょっとやめてよ! そのあだ名がどれくらい恥ずかしいかってことくらいは、 私にも分かるわよ!?」 「でも・・」 「もう!呼び捨てでいいから!あだ名は忘れて!」 私が珍しく声を荒げて否定するのが面白かったのか、 十史郎はははっと声を荒げて笑うと、 「行こうか、アリス。」 と言って私の右手を取った。