毒薬は甘い蜜の味。


・・さっき、耳が赤くなっていたのは照れていたのが原因だったのか。


怒っているか確認しなくて良かった、などとほっとする自分がいた。




「そして、3つ目は・・」



信号が丁度赤に変わり、

十史郎は私に目を合わせて言った。



「お嬢様の雰囲気がいつもと随分違うことに、

言葉で表すならば、ドキドキ、しております・・」



青に変わって車が発進したので、
今度は私の耳が赤くなっているであろう様子を見られずに済んだ。