「・・ねえ」 「は、・・なにかな?」 「一体何に緊張しているの? あなた、出会った時は随分恐くて図々しそうな印象だったのに。 今日はまるで別人みたい」 「・・正直に、言うと」 「なあに?」 「理由は3つ、あって。 1つは、デートと言うもの自体、正直10年振りといったところでして。 2つ目は・・お恥ずかしいのですが、 先ほど、お嬢様に私服を褒められたことに対する、 動揺と言いますか、照れと言いますか・・」