「なんだかわかんないけど…とりあえずこれからそっち行っていい?」
「うん……。」
それから楓が電話のあとに家にきてくれた。
全てはうまく話せないものの、レトとはもう会えなくなってしまったことを時間をかけて伝えた。
「狼なんて周りにいないし、それに王子様なんて想像できないなぁ…それでもレトくんは結愛の幸せを考えてくれてるって考えたら…。」
「…考えたら?」
「結愛とレトくんの2人が幸せなってほしいなって気持ちが1番だったけど、海先輩と一緒にいてみるのも今はいいんじゃない?」
海先輩と…。
「気は進まないのかもしんないけど、へこたれてる結愛はあたしはみたくないし、きっとレトくんも見たくないと思う。」

