「ん〜美味し…サミ、ここ治して。」
「ん…。」
前にレトが遊園地でわたしにしてくれたみたいに、すっと傷が消えていった。
「ありがと、これで気持ちいいことだけ考えられる。次は…「ちょっ…と、なんで……。」
わたしが…いるのに…なんで。
「兄様、どうゆうこと…?」
「レトはなにがしたいんだ?」
ラトくんはわたしと同じで、分からないと困惑したような表情で…レトのお父さんは少し怒ったような表情にもみえた。
「あぁ…なんだ、まだそこで見てたの?」
わたしの方に振り向いてそう言った。
「言ったでしょ、僕から離れてってことも、僕と違うってことも。この狼の僕に必要なのはサミなんだよ、分ったなら…。」

