ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


「バカ、レトのバカっ!アホっ!弱虫!ヘタレ〜!ちょっこいつもバカ力あるしっ…離してってば!」





自分勝手に決めて…レトのそばにいたいよ。





「ふんっ…!わたしがそう大人しく連れて行かれるもんですか!」





「いってぇ!!おいっ人間…!」





「レト、わたしレトと……。」





レトの方に駆け寄ろうとした。






「もうやめようって優しく言ってきたのに、それじゃあ分かんないか。」





「っえ…?」





「いいよ、ラト。違うことを頼むよ。サミをこっちに呼んできてほしいんだ。」





ひょこんとけもの耳と尻尾がのぞいて…。






「サミを…?わ、わかった…。」




レトの目が前にみた黄色のような色に変わった。