「ごほっごほ!こっ…交尾って!…そ、そんな声の大きさでしゃべらないでってば!」



「ねえ、あっちにいる時から何度も交尾を!?何回目!?」




「今回が初めて…って!そんなこといいから、とにかく早く出てっ。」




僕もタオルを巻いてるだけだから、早く服を着たいんだよ…。



それからなんとか力ずくだけど、ラトを扉の外へ出した。




「結愛なんかごめんね…。」




「謝らなくていいってば!」




「だ、だって…。」



あぁ…もうほんとに僕ってカッコ悪い。




「もう…そんなヘコまなくって大丈夫だよ。」




「…うん。」




「ねぇレト、あとでこの建物の外って行ける?」