ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


サミちゃんたちは今も言い合いをしている。




「よしっ…2人きりを満喫するために少し急ごうか。」




「えっ!?…ひゃ!」




ちょ、ちょちょちょ!




「はっ速っ…!!」




レトにお姫様抱っこされたと思うと、ヒュンヒュンと風が切れる音がするくらいのスピードで走っていく。





「うそ、レト…すごい。」




「あっごめん、こっちに来たら身体が楽でつい…。怖い?」




「え?怖くないよ、面白い!」




アトラクションに乗ってるような…レトと言った遊園地を思い出す感覚で、なんだか楽しい。




「あはっさすが結愛。あ、ついたよ。ここが僕の住んでるとこ。」



わああ…。



目の前にはめちゃくちゃ立派で綺麗なお城が。



本当にすごい…こんなすごいとこに住んでて、わたしのあの家に来たのかと思うと…。