よかった…いつものレトだ。





「…やっぱり。レトの能力はすごいのね!その紋章、最高能力と言われてたレトの曽祖父様の第3成長のときに現れたものと同じだわ!」





「そうなんだ、知らなかった…サミは相変わらず物知りだね。」





「貴族だし、なにせレトの婚約者ですもの。城の書庫で勉強したの。」






「っていうか2人とも…そ、そんなジロジロ見ないで。」





少し照れながら、困ったように身体を隠す。





「待って…結愛その傷は?…サミも血が出てる…。」