ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


なにか、聞き捨てならないことが聞こえた気がするんだけど…わたしが口を挟む空気じゃない…。




「わたしはレトの近くにいれればいいの…何かあった時に助けたいの。」





「うーん…確かサミがいてくれた方が安心はするけど…結愛ちゃんの家だし…。」




「レトのためだもの…ねぇ?結愛ちゃん?いいわよねっ?」





「あ、え…?はっ…はい。」





美女のこの鋭い睨みは強すぎる…はいとしか言いようがないよ。




「うふふっ!レトってやっぱり優しい!…あぁ結愛ちゃんもありがと〜。」





レトを引っ張られ、わたしと繋ぐ手が離れた。




ぎゅっとレトに抱きつくサミちゃん。





…っていうかわたしのこと付け足したし。





「結愛、本当にいいの?」




「レトがに何があるかわからないし、レトもサミちゃんがいた方が安心するって言うから…いいよ。」




本当はレトと2人だけがいいに決まってるけど…。




またレトが苦しそうになってもわたしだけじゃなにも出来ない。





「ありがとう、結愛。」




レトが耳元でぼそっと呟く。




「さっきのつづきで、結愛のことたくさん幸せにしてあげるからね。」





「…ッ!?な、何言って…!?」




意地悪に笑う、カッコいいレトだ…。




「ちょっと、レト聞こえてるんだけど!そんなことわたしがいる時にさせないから!てか、くっつきすぎ!わたしともっとぎゅってしてよ〜!」




「はいはい…そろそろご飯作る時間だから、離れて。」