ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


「はぁ…はぁ…。」



レトを見つめていると、近距離でレトの黄色い瞳と視線がぶつかった。




「苦し…?」




わたしがこくりと頷くと、ぐっと力を入れていつものレトの容姿にもどった。




「ごめん…嬉しすぎて。キスはしないから、もう一度抱きしめていい?」




「…う、うん。」




火照るわたしの身体を、レトのひんやりした身体が冷ましてくれる。



あれ…?



いつもレトの方があったかいのに…。




「レト…具合悪いでしょ?」




ぴくんと身体を震わせるレト。




「えっ…なんで?そっそんなことないよ。」