「そもそもね、人間なんかがレトを好きになるのが問題なの!それにあんたは自分の好きな人を使ってレトをそばにいさせておいたのよ?」




「それは…間違いないけど…でも…。」




「それでレトを好きになったって…勝手すぎると思うけど。わたしは、小さい頃からずっとレトだけだわ。」





ズキンっと胸が傷んだ。




…こんなに苦しいならあのときレトにお願いなんてしなければよかった。




レトとそのまま離れればよかった。




小さい頃のレトとわたしを知ってる人がいればよかったのに……。




ん…?




もしかして、サミちゃんになにか聞けばわかるかもしれない?