「レトが王子様ってこと…だよね。」
「疑うのも分かるよ、王子らしさなんて僕にはないしなりたくもない。」
「でもレトが王子様だったおかげで人間の姿になれ続けてるわけだろうし…レトが王子様だったおかげでわたしたちは出会えたってことだよね?」
結愛はいつもそうやって僕に素敵な言葉をくれる。
僕はそう言ってもらいたかったんだ…ポタポタと涙が溢れる。
「よしよし。泣かないで。きっと大丈夫だよ。」
好き…結愛、大好きだよ。
「レト、わ…わたし「レト。もういいでしょ?」
サミが不機嫌そうに、話しの間に割り込んだ。

