ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


レトから漏れる甘い声がさらにわたしを酔わせていく。




「…は…っう…。」




レトを見ると、頭からはあのふさふさ耳が出ており、尾っぽも揺れていた。





そして、瞳は綺麗な黄色に変わっていて、カッコいいっていうか…これは美しいの表現のほうが合ってる気がする。





「あ…だめ、見ないで…こんな姿。」





目を隠され、レトの声は弱々しい。





レトにとってこの姿は相当コンプレックスなんだね。




「…綺麗だよ…もっと見せて。」




「っそんなことない、こんなの…。」




綺麗だと伝えると目隠ししている手がピクンと震えたけど、まだ外すつもりはないみたい。