ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ



「まだデート中なんだから、そんなこと言わないで。いま何時くらいかな………ん?あれ?」





「どうしたの?」





「スマホが……ない。」





「!!…結愛はここで待ってて、僕が探してくる!」





「えっ!?待ってわたしも……。」






「僕、物を探すのは特徴だから!」





と置いて行かれてしまった。





…もう、必死なんだから。





なんて思っていると本当に2.3分であっという間にレトが戻ってきた。





「結愛〜、あったよ!」





スマホを持って、嬉しそうにかけよってくる。






「ありが…えっ!?ちょっ…なにその手!?」





手が擦り剥けて血が滲んでいた。