僕は抱きしめられた結愛ちゃんに何をしようとした?



好きな人がいると言うのに…僕は…。




結愛ちゃんを幸せにするために、そばにいさせてもらってるの僕は結愛ちゃんを怖がらせたり、不安にさせたりするだけ。




そして……衝動に駆られキスまでしようとした。




だめだ、このまま結愛ちゃんのそばにいたらまた同じことをしてしまう。




そう思い、それからはなるべく結愛ちゃんといる時間を減らしていった。




結愛ちゃんと先輩は順調に仲が良くなっているようだし、あと少しで結愛ちゃんの願いは叶うんじゃないかな?



少しでも結愛ちゃんの力になるべく、バイトの時間も増やしたいと思っていた。




すると、タイミングよく店主さんから今日だけ夜も入れないかと聞かれ、夜もバイトをしていた。




ふぅ…初めて夜もやったから少し疲れたなと思い家に入った途端、結愛ちゃんが僕に抱きついてきた。




!!?




ぽろぽろと涙を流す結愛ちゃんの話しを聞くと、僕の態度が寂しいようだった。