ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ


「うん、そうそう。」




「それってどんな人?」




「え?」




「どんな関係?人間なの?」





「あー…いや、まあ…うーん…。」




なんで口を濁すの。




「どうしてちゃんと教えてくれないの?」




「いや、人間ではなくて同じ狼で…。」




「で?借りてきた本見たら全部少女マンガだったけど相手は女の子?」




「どうしてか分からないけど女の子って言ったら怒りそうだなぁ…。」




「それは心の声?」




「え?声に…!?」




「出てたけど?それで結局女の子なの?」




「う、うん。その、友達っていうか…いとこで…。」




「そう言えばよかったのに、なんで友達なんて言うの?」




なんだ…女の子で仲良しなのはわたしだけじゃないんだ。




「ご、ごめん…。」