SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


「……くっ、調子に乗るなよ!」
「そうだ! 四年前とは違うんだ!」


その言葉通り、カイドウとコブもそう簡単にやられるような相手ではなかった。


「「——ハアッ!!」」


二人は更に気を高める……


「たかがCKー1がッ!」


————ザシュッ!


また風と一体化し、透明になったコブが美空の一瞬の隙をついた。

肩口を切りつけられ、鮮血が腕を伝って地に落ちる。

だが、美空は至って冷静に反撃した。


「……っ!」


猛烈な吹雪が大地を吹きつける。

しるしの力で、美空は宙に紛れたコブの体を特定した。

浮き上がった体に氷の刃を振り下ろし、同じようにコブの体に傷をつける。


「……くっ、」


さらに追い詰めようとした所で


————ガンッ!


横から打撃が飛んでくる。

今度は限界にまで筋力を高めたカイドウとの肉弾戦……

殴打されれば美空も負けじと反撃する。