SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし



「怒りで真の力が目覚めたか……」

「まあ……そうでなくちゃ。面白くないからね」


警戒するようにカイドウとコブが口を開く。

美空の周囲には有り余る“ 気 ”の波動が金色に、炎のように揺らめいていた。


「「……ハッ!」」


————ヴォンッ!


瞬時にその力量を察知したカイドウとコブが一気にパワーを最大限にまで高めてくる。


“……バチッ、 ……ジジッ……”


美空と同様に気を放つとあちこちで青い電気がほとばしる。

三人の波動がぶつかり合い、無言の圧力がせめぎ合い……

そして、


————ズガアッ!!


再び三人の壮絶な闘いが幕を開けた。


「……らあッ!」
「くたばれッ!」


“ ビュルルルッ……ブヴンッ!!”


飛び交う刃……

カイドウが拳を振り下ろす……だが、


「「……っ!」」


今度はさっきのようにはいかなかった。

拳を受け止める美空の腕は力強く、刃も彼女に届かない。

強力なバリアーが凶器の類を跳ね返した。