「やはりお前はその程度だ。神の力でいくら俺達を上回っても、それはほんの束の間の事で維持する事は難しい……」
「……っ、」
「このまま無抵抗のままでもいいが……」
カイドウの手が伸びてくる。
「それではあまりにつまらない。どうせなら、もがき苦しむお前の姿を俺達はゆっくり鑑賞したい……」
人差し指が額にあてられ呼吸が一瞬停止する。
「その為に邪魔なものは排除する。煩わしい神の力を封印し、お前はお前だけの力で、殺される為に闘うのだ」
「————!」
指が離れ、あたしは空気を体に取り込む。
違和感にサッと右手を確認した。
「……!」
そこにしるしは浮かんでなかった。
湧き上がる高揚感も、溢れ出す力も、今は何も感じない。
本来の素の自分に戻っている……
————ガゴッ!
膝蹴りであたしは宙へ飛ばされた。


