「……っ……」
「……お前っ……」
ギリギリと二人は歯を食い締める。
未だ熱を持つ体……
あたしはまっすぐ二人と対峙する。
「予想外……まったく先が読めないね」
憎たらしそうに睨みつけるコブ、
「……油断、したな……」
カイドウはすぐに冷静さを取り戻す。
軽く瞳を閉じた後、冷めた目線をあたしに向けた。
「少し……いや、だいぶ侮っていたかもな、お前の力を……だが——」
口を止めたカイドウの瞳が大きく見開かれる。
すると、
————ギンッ!!
瞬間、あたしの全ての動きが封じられた。
「……っ、」
カイドウの瞳が黄金色に光っている。
これはテレパスによる行動操作能力……
もともとのカイドウの能力が、以前とは比べ物にならないほどレベルアップして、しるしの力をも封じている。
体はもちろん、取り巻く空気さえも時が止まったように静止した。
「ヒヒッ」
カイドウがゆっくり近付いてくる……


