「ヒヒッ」
至近距離、バリアー越しに目が合って、あたしはグッと息をのむ。
……まさか……
限界にまで強度を高めたバリアーが、だんだんいびつに歪んでくる。
すぐに内側から補強するも、カイドウによってまたも形は変化して……
————パアンッ!
とうとうバリアーが破裂した。
乾いた音と衝撃が同時にあたしに襲いかかる。
カイドウの手刀が脇腹に、鋭利な針がいくつも背中に突き刺さった。
——ドガッ……
払い避けるようにカイドウがあたしを蹴り飛ばす。
「……あ、うっ……」
一気に平衡感覚が失われる。
針が深く食い込んで傷口からジワリと鮮血が溢れ出す……
「……弱いなあ……」
——ザンッ!
追い打ちをかけるようにV字の刃が突き刺さった。


