突如闘いは再開された。
カイドウの切れのある重い一撃があたしの体を吹っ飛ばす。
「……っ、」
“ガンッ、ガンッ、ベキッ……ガゴッ!”
体勢を立て直す暇もなく次々と繰り出される連打に、あたしは必死に防御するも、その俊敏さにとても全部を防ぎ切れない。
「フハハハッ! さっきの勢いはどうした!」
————ガキィッ!!
顔面への強烈な左フック、
飛ばされ、体が地面に触れる前にまた次の攻撃が飛んでくる……
「……うッ、」
けして肉弾戦が得意ではなかったカイドウが、まるで戦い慣れた戦士のように高い格闘スキルを見せつける。
「オラオラッ! まだ準備運動にもならないぞっ!」
——ガンッ!!
アゴの辺りに打ち込まれ、視界が大きく揺さぶられる。
よろめく体……
堪えて次の拳を受け止めると別の気配があたしを捕らえる。
「……!」
……なに、これ……
目に見えない、透明の何かがぐるぐると体に絡みついている。
目を凝らすと一瞬それと目が合った。


