「……ふっ、神がお前を憐れんだか! なんと情け深い慈悲の心だ……くくっ、ふははははっ……!」
笑い出すカイドウをコブが不審な顔で見つめている。
「力にバラつきがあるのは心とリンクしているからか? この間は劣勢だったお前が、今は圧倒的に優勢だ……。 認めたくはないが、これでは俺達が負けるのは目に見えている……」
「……ちょっ、カイドウっ、」
「今のままでは……な」
その言葉にコブがハッとする。
「ああ〜そっかあ。 グフ、グフフフ……」
何故か不気味に笑い出した。
「……⁉︎」
あたしは訳が分からない。
負けるだろうと言ったわりに余裕たっぷりのカイドウとコブ。
すると、
——カタ、
カイドウが何かをその手に取り出した。
長方形の黒いケース
その中身は——


