「カイドウ?」
コブが様子を伺っている。
そんなコブには目もくれず、カイドウは淡々と喋り始めた。
「今まで、俺はてっきり投与した薬に何らかの異常が生じたのだと思っていた」
「……?」
「あの日、お前が全くの別人となった四年前のあの時だ。
それまで安全性など無視した試験薬を既に何百種と投与されていたお前だ、薬の相互作用による奇跡とも呼べる事象が起こったのだと……
だが、その見解は誤りだったようだな」
「……え?」
「お前、さっき自分には守り神がついている……そう言ったな」
「……言ったけど、なに?」
「いや、あながち間違いではないと思ってな。 ふっ、実に不可解で……実に面白い……」
「ちょっ……カイドウ、どういうこと?」
訳が分からないという風にコブが顔をしかめている。
そんなコブにカイドウは説明し始めた。


