やっぱりこいつ、 強い……
男を睨みつけながらあたしは息を整える。 すると、
——ヒュンッ!
隙をつき、両脇からV字の刃が飛んできた。
とっさに両手で受け止めるも、あいたボディに赤いレーザーが伸びてくる。
「……っ、」
地面を転がりあたしはそれを回避する。
的をなくした凶器たちは互いにぶつかり消滅した。
「……ハア、」
一息ついて立ち上がる。
ところが、
——バララララッ!!
それまで地面に伏せていた文字があたしを拘束した。
「……っ、」
“ 手モ足モ出ナイ ”
“ 何モチカラガ使エナイ ”
“ Blue doll ニハ逆ラエナイ ”
それらの文字が一列に、鎖のようにきつく体に巻きついている。
「……うぅっ、」
ギリギリと締め上げられる程に体の力が抜けてゆく……


