「具現化した言葉の世界ではその文字自体に力が宿る……もうお前はバリアーを使えない」
「……っ、」
「さあ、バリアー無しでどう闘う……?」
薄ら笑いを浮かべるカイドウ、
それまで自由に飛び回っていた文字たちがあたしの周りに集まって……
——バララララッ……!
一斉にこっちに迫ってきた。
色とりどりの、何かを制限するような文字ばかりが、まるで意思を持っているかのように襲いかかる……
「……っ、」
——シュンッ!
あたしは瞬間移動で場所を変える。
しかし移動した先にも新たな文字が出現し再びあたしに襲いかかる。
加えてV字の刃も大量にこっちに飛んできた。
——シュンッ……シュンッ!
あたしは瞬間移動を繰り返す。
逃げても逃げても攻撃は治まる気配がない。


