——ボシュウッ!
突如火柱が分裂した。
勢いはそのままに五つに分かれた火柱。 その中央に男が一人立っている。
全身を汚れた包帯で覆った男は、目つきだけをやたら鋭くこちらを睨みつけている。
……と、
——ヒュボオオッ……!
男がいきなり仕掛けてきた。
無数に放たれる炎の弾丸、
それが時限爆弾のように次々そばで爆発する。
「……ハッ!」
あたしはバリアーで身を守る。
体に触れることなく爆発した弾丸は、残骸と白い煙となって色濃く辺りに漂った。
「……チッ、 死に損ないが」
舌打ちする声がして、いったん全ての攻撃がやむ。
だんだん晴れてくる景色……
視界には手をかざし火柱を操る男の姿が目に入った。
男の手の動きに合わせ、火柱がまるで生き物のようにその姿を変えてゆく……


