「……お父さん、 お母さん……? 」
『ずっと一緒よ……』
『お父さんとお母さんはちゃんとお前の中にいる……』
より強い光に目が眩む……
『……万里……』
『……生きろ……』
二人はにこりと優しく微笑むと、あたしの体に溶け込んだ。
————えっ……
「お父さん! お母さん!」
確認するも二人の姿はどこにもない。
でもけして一人ではない、不思議な感覚に襲われる。
……と、
「——!」
内側から何かの力が湧いてきた。
「……な、に……」
それは以前の根拠のない自信とは明らかに違う別のもの……
安心感に包まれた、静かで穏やかな、それでいて芯は熱く揺るぎない……
————ドクンッ!
鼓動があたしを押し上げる。
急に体が軽くなり、上へ上へと引っ張られる……
“ ……ゴオオオ————ッッ!! ”
突如頭上に現れる大きな大きな空間の裂け目……
そこへ一気に吸い込まれる……
「……っ!」
体が、意識が遠くへ飛ばされた……


