SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし

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……ここは……


……どこだろう……


何もない、真っ白なだけの空間を、あたしは一人、歩いていた。


……夢の中……?


それとも、あたしはもう、死んだのだろうか。


だとしたら、ここは天国……?


こんな、何もない場所が……?


なんだ、天国ならもっと色とりどりの花とか、いっぱい咲いてるものだと思ってた。


……?


何か聞こえた気がして立ち止まる。


……人の、声……?


誰かがあたしを呼んでいる。


……優しい声……


なんだかとっても懐かしい。


……あれは……


……あの声は……



『『——万里……!』』


————っ!!