SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし

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————ゴゴゴオオオッ……!


大きな地響きと共に真っ黒な煙が空一面に広がる。

絶えず放たれる炎は風によって巨大化し、目の前の建物をのみ込もうと猛々しく燃え盛っていた。


「チッ、しつこい奴等だ」


散々揺さぶりをかけていたBlue dollがあの後、直接D.S.Pに攻撃を仕掛けてきてから丸二日が経っていた。

いくら頑丈な防御壁と、建物全体が強力なバリアーで覆われているとはいっても、こうも攻め続けられてはいつ打ち破られるか分からない。

緊張状態が続き、一ノ瀬や皆も疲れの色を隠せずにいた。


「指揮官っ……このままでは!」

「分かっている!」


一ノ瀬は焦る隊員たちを一喝する。

なにもD.S.Pが始めからここに閉じこもっていた訳ではない。

こうするしかなかったのだ。

闘ってみて初めて分かった力の差……

D.S.Pを凌ぐ強者達、Blue dollはまさに至上最強の能力者軍団であったのだ。