「オレたち何して……」
「どうしてここに……」
「すまん、少し話があってな」
一ノ瀬は平静を装い二人と向き合う。
「……話?」
「……なに?」
「ああ、」
ほんの少し間を持たせ、
「今まですまなかった」
一ノ瀬は二人に頭を下げた。
「……は? ……親父?」
「……なに、 急に……」
「今までろくに家にも帰らず仕事仕事で、お前たちには随分寂しい思いをさせたな。
反省しているんだ……
いくら忙しかったとはいえ、もう少しお前たちとの時間を大切に出来なかったのかと。本音で話し合えていたらと……」
「親父、どうした……」
「なんか、変だよ……」
「どこかでタカをくくっていたのかもな。俺がいなくてもお前たちは大丈夫だ、理解してくれる筈だと……
自分勝手な考えだった、まだ未成年のお前たちに……本当にすまない。 だから、」
一ノ瀬が二人の肩を抱く。


