……っ、
ガクッとあたしはヒザをつく。
防ぎきれず負ってしまった傷は深い……
「……うっ、 ……はあ、」
そのままの状態で身構える。
とどめを刺すなら今が絶好のタイミング……
しかし、
——シン……
何故か辺りが静まり返る。
だんだんと煙が晴れる中、目の前の鏡に腕組みをしたカイドウとコブの姿を確認する。
二人はニヤリと笑みを浮かべていた。
「さっきの話だけどお〜、半分正解! の方が正しかったかも」
コブがあっけらかんと話し出す。
「……え、」
「ボクたち、面白いものが見たいワケ。普通に闘って死なれたんじゃあ、そんなの全然面白くないからね」
すると別の鏡に違う二人が映し出された。
うつろな表情で佇む男女。 それは——
「……透、 ……薫、」


