「……っ、」
幾度となく攻防を繰り返すと、分離して小さくなった光が部屋いっぱいに広がった。
しかも小さくなる度に攻撃の威力が増している。
——キリリリッ!
ついには豆粒ほどまで小さくなった光の玉がいくつかバリアーに食い込んでジリジリ圧をかけてきた。そこへ、
——ザンッ!
どこからか飛んできたV字の刃が、バリアーの上部に突き刺さる。
亀裂から僅かに光が侵入し、煙と共に焦げたニオイが立ち昇った……
「……ぐっ、」
焼かれた肩口を手で押さえる。
とっさにボディ接着バリアーを這わせるも遅く、点々と火傷を負ってしまった。
「……ハア、 ……ハア、」
すぐに息が乱れてしまう。
まだこんなにもしるしの力は弱いまま……
抱えたままの罪の意識が、払拭できない心の弱さが、何かの迷いがあたしの力を制御していた。
「……? お前ほんとにフォトンを倒したワケ? それとも複数相手じゃ、やっぱりお前もキツイかな」
すると今度は妙に部屋の温度が上がってくる。
————ファボオオオッ……!
鏡からオレンジの炎が噴き出した。
連鎖するように次々炎が噴き出して、あたしの体はあぶられる。


