SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし



「……なあ、CKー1。お前がいた頃のBlue dollはずいぶん視野が狭かったと思わないか。

日本という小さな国で、秀でた力があるにも関わらず、そこに固執し己がそれで満足し……」


「……⁉︎」


「だが時が経ち、新たな仲間を迎え、新生Blue dollとなった今……

俺達の可能性は、視野は格段に広がった。掌握すべきは日本ではなく、世界だと気付いたのだ。

その第一段階として、おそらく日本で最強であろうD.S.Pを制圧する……その前に——」


サッとカイドウの顔つきが変わる。

鏡から聞き慣れない嫌な音も響いてくる……


「まずはお前への報復が大前提だ」


——プンンッッ!!


鏡から緑色の光の玉が飛び出した。

光は途中分離して、二つになった光の玉があたしの方に飛んでくる。


「……ハッ!」


バリアーを張ってそれを防ぐと光は軌道をそれていった。

それでも消える事はなく、それどころか、それた先の鏡の面に触れた途端、また二つに分離してあたしの方へ飛んでくる。