SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


“ ジワッ ”

浮かんだしるしを握り締める。

しるしの力があったって、今日はタダじゃ済まない事は分かっている。

それでも——、


「ところでCKー1。お前、ずいぶん楽しそうな所にいたんだな」


「……⁉︎」


カイドウが急にそんな事を言い出して、あたしの意識はそらされる。


「D.S.Pか。前々から気にはなっていた。なにせ俺達とは真逆の組織だからな」


「……えっ、」


「だからこそ邪魔になるのは違いない。これから事を成す上で争いは避けては通れない……もっとも、すでに手下どもが動いているがな」


「……どういうこと! D.S.Pに何する気!」


するとカイドウは企んだような笑みを浮かべた。