SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


「だいぶ警戒してるねえ。もしかしてボクたちがこれから何かするとでも〜?」


「……っ、」


「ああ、報復するって思ってる? 思ってるよねえ〜? この状況じゃそう思うよねえ?

グフ、グフフ、グフフフッ…………正解!」


コブが真顔になると同時に目の前の空間が歪みだす。


——ガシャンッ!!


天井から床まである大きな鏡が、あたしとコブたちとを分け隔てた。


“ガシャン! ガシャン! ガシャン!”


鏡は何枚も何枚も出現し、鏡で仕切られた奇妙な空間を作り出す。


「……な、に……」


すると、


「ヒヒッ」
「グフッ」


笑い声と共に再びカイドウたちが現れた。

今度は鏡の中からバラバラの立ち位置であたしを取り囲んでいる。