SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


「……カイドウ、 コブ……」


数年ぶりに見る顔は、あの頃よりも淀んで見える。

緊張感に締め付けられ、変に呼吸が苦しくなった。


……っ、


ニヤリと笑うその後ろには、おそらく仲間なのだろう、三人の男と一人の女……


……!


二人の男に目がいった。

ベッタリとした長い髪の男と、目つきの悪い包帯男。


……あいつら、は……


「見覚えがあるだろう。こいつらは先日お前とやり合った。 ……フッ、まさかやられるとはな」


「……!」


……やっぱり、


あたしはあの二人と闘っている。

最初は炎を操る包帯男、そしてつい最近、光を操る長い髪の男と闘った。



「丁度ひと月くらい前か……パイロがやられ、俺達は初めて自身の立場を脅かす不審な人物がいるのを知った。

だがそれがお前だとは……その時はまだ気付かなかったがな」


「そおそ、だって〜銀髪で赤い目の女なんて……そんなの前のお前と全然違うし。それに、すご〜く強くなっちゃってるし」


「……っ、」