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“ リーン、リーン ”
会議室から呼び出し音が鳴ったのは、それから間もなくの事だった。
本部からの連絡に黒木とユリは顔をしかめる。
「ダア〜っ! こんな時にっ!」
「こっちだって今手が離せないのに!」
しばらく平和だったD.S.Pに突如事件が舞い込んだ。
事件は複数件起きているらしく、黒木とユリはすぐに合流しろとの事だった。
オロオロする二人に「早く行って」とあたしは言う。
「そんなっ、行けるワケ……!」
「ここを離れたら美空が……!」
「あたしは平気」
「体はそうかもしれねえケド!」
「透くんと薫ちゃんの事がっ!」
「事件の方が大事だから」
あたしは無理やり二人を押し切る。
「……ミクう……」
「……だって……」
かなり頭を抱えながら、結局、二人は本部に車を走らせた。
「……みく……」
今度は湧人があたしに言う。
「婆ちゃん、腰痛めたって……」
電話を終えた湧人が、困ったように溜息をつく。
「行ってあげて」
迷わずあたしがそう言うと、湧人は顔を曇らせた。
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“ リーン、リーン ”
会議室から呼び出し音が鳴ったのは、それから間もなくの事だった。
本部からの連絡に黒木とユリは顔をしかめる。
「ダア〜っ! こんな時にっ!」
「こっちだって今手が離せないのに!」
しばらく平和だったD.S.Pに突如事件が舞い込んだ。
事件は複数件起きているらしく、黒木とユリはすぐに合流しろとの事だった。
オロオロする二人に「早く行って」とあたしは言う。
「そんなっ、行けるワケ……!」
「ここを離れたら美空が……!」
「あたしは平気」
「体はそうかもしれねえケド!」
「透くんと薫ちゃんの事がっ!」
「事件の方が大事だから」
あたしは無理やり二人を押し切る。
「……ミクう……」
「……だって……」
かなり頭を抱えながら、結局、二人は本部に車を走らせた。
「……みく……」
今度は湧人があたしに言う。
「婆ちゃん、腰痛めたって……」
電話を終えた湧人が、困ったように溜息をつく。
「行ってあげて」
迷わずあたしがそう言うと、湧人は顔を曇らせた。


