SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし


「おまえには……関係ねえ……」
「だから……引っ込んでて……」


「関係なくないだろっ! オレは——」


言い争いは続けられ、あたしはぼーっと様子を見ている……


……?


……えっ……


ある違和感に気が付いた。


……な、に……


途切れそうになる意識を繋いで目をこらす。


……とおる……?


……かおる……?


二人の顔に時々浮かぶ複雑な表情、

透は両手がぶるぶる震えてる。


……あ、


そういえば昼間の透もこんなだった事を思い出す。


……なんで……


わずかに見せる表情と言葉や態度が違ってる。

嫌な予感が急にザワザワ押し寄せる。


……これ、は……


確かめる為、あたしは更にじっと見る。


「————っ!」


……まさか……


……そ、んな……


そこで意識が切り離された……